オーストラリアで開催された世界ラリー選手権(WRC)第10戦。最終日となる13日はSS13からSS17までが行われ、セバスチャン・オジェ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)が今季7勝目を挙げ、3年連続となるドライバーズチャンピオンを決定させた。
チャンピオンに王手がかけラリー・オーストラリアに挑んだオジェは、最終日は他をよせつけない強さを見せる。
午前中に行われた4つのスペシャルステージでステージトップを奪い、2番手に浮上したチームメイトのヤリ-マティ・ラトバラ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)に11秒2の差を付ける。さらにパワーステージとなる最終のSS17でもステージトップを奪いラリー・オーストラリアを制覇した。
ドライバーズポイントを235ポイントとし、ランキング2位のラトバラとの差を101ポイントに広げたオジェは、ドライバーズチャンピオンを確定させ3連覇を達成。
SS13で遅れたクリス・ミーク(シトロエンDS3 WRC)は、3番手に下がりアンドレアス・ミケルセン(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)と激しい表彰台争いを展開。ミークよりも速いタイムを出し差を詰めていたミケルセンだが、ラリーサービスに1分遅れたため10秒追加のペナルティとなり、5秒9差でミークが3位表彰台を獲得した。
5位はラリー・オーストラリアでヒュンダイのワークスドライバーとして参戦したヘイデン・パッドン(ヒュンダイi20 WRC)。土曜日にはステージトップを2つ奪うなどファンの期待に応えるパフォーマンスを見せた。