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DTM第13戦オッシャースレーベン:グロックが初のポール・トゥ・ウイン! BMW陣営が表彰台を独占

2015年09月13日 16:51  AUTOSPORT web

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自身初のポールポジションから、DTM2勝目を挙げたグロック
ドイツツーリングカー選手権オッシャースレーベン、9月12日に行われた第13戦は、元F1ドライバーのティモ・グロック(BMW M4 DTM)が自身初のポールポジションから優勝。BMW陣営が表彰台、トップ4までを独占した。

 グロックはスタートで首位をキープ、後方では接触があり、コース上にデブリ(破片)が散乱したため、ほどなくセーフティカーが導入される。

 マイク・ロッケンフェラー(アウディRS5 DTM)が、ジェイミー・グリーン(アウディRS5 DTM)のリヤに接触。ロバート・ウィケンス(メルセデスAMG C63 DTM)がニコ・ミューラー(アウディRS5 DTM)に当たり、グリーンとミューラーがスピン。エドアルド・モルタラ(アウディRS5 DTM)とゲイリー・パフェット(メルセデスAMG C63 DTM)も巻き込まれ、結局6人とも序盤のダメージにより、順次リタイアを喫することになった。

 最初のセーフティカーが退去したあと、ウィケンスのボンネットが外れ、再びコース上に破片が散乱。2度目のセーフティカー出動となった。

 グロックは2回のリスタートでも首位を守り、ブルーノ・シュペングラー(BMW M4 DTM)がアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(BMW M4 DTM)をかわして1.876秒差まで追走したものの届かず。グロックがDTM2勝目、2位シュペングラー、3位ダ・コスタ、そして4位アウグスト・ファーフスまでをBMW勢が席巻した。

 パスカル・ウェーレイン(メルセデスAMG C63 DTM)はパワーステアリングの不調を抱えながら、2014年王者マルコ・ウィットマン(BMW M4 DTM)とのバトルを制して5位。チャンピオンシップで、現在2位のマティアス・エクストローム(アウディRS5 DTM)に対してリードを広げた。

 レース後、オープニングラップの混乱の原因は1コーナーでのウィケンスとロッケンフェラーのポジション争いにあるとして、ウィケンスは翌日の第14戦で13グリッド降格、ロッケンフェラーには3グリッド降格のペナルティが出された。

 ロッケンフェラーはアクシデントの原因は、ウィケンスのブレーキングが遅すぎたためと主張。ウィケンスは「ロッケンフェラーにブロックされて行き場がなかった。ミューラーには申し訳ない」と語っている。第14戦は引き続きオッシャースレーベンにて、9月13日に予選と決勝が行われる。