大丸心斎橋店本館の価値継承へ 建替え後も外壁保存の方針

　大丸松坂屋が9月11日、大丸心斎橋店本館の建替え計画について、学識経験者を含む保存検討委員会の検討結果を発表した。同建築の設計はヴォーリズ建築事務所の代表作の一つと云われており、その建築価値を継承するための方針をもとに、具体案を今後作成していくという。

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　今回の検討結果を踏まえて大丸心斎橋店本館では、歴史的価値が高い御堂筋側ブロックの外壁を保存する方針。新築部も保存部とのバランスを考慮し、御堂筋沿道の景観として相応しい外観デザインを取り入れる。1階には意匠的評価の高い部分が集中しており、今後再調査を実施しながら再活用できる部材を抽出し、大丸松坂屋が考える店づくりベースに、店舗内装環境に活用していく。