2016年全国東宝系で公開される映画『世界から猫が消えたなら』からビジュアルが公開された。
同作は、『電車男』『告白』『悪人』『モテキ』『バケモノの子』といった映画のプロデュースを手掛けた川村元気が、2012年にLINEで連載した小説が原作。余命を宣告された郵便配達員が、自分と同じ姿をした悪魔と「大切なものと引き換えに1日の命を得る」という取引をしながら、かつての恋人や親友、家族との絆を確かめていく様が描かれる。主人公の「僕」と悪魔の2役を演じるのは佐藤健。主人公の初恋の「彼女」役に宮崎あおい、親友役に濱田岳がキャスティングされている。監督は映画『ジャッジ!』の永井聡。脚本を岡田惠和、音楽を小林武史が手掛ける。
公開されたビジュアルは、アルゼンチンにある世界三大瀑布のひとつ「イグアスの滝」の前に佇む佐藤と宮崎の姿を捉えたもの。イグアスの滝は、2人が劇中でアルゼンチンに旅行する際の重要なシーンに登場するという。
同作は昨年10月に北海道・函館でクランクインし、小樽、室蘭などで撮影。その後、東京での撮影を経てブエノスアイレスでロケを行い、11月22日にイグアスの滝でクランクアップを迎えた。佐藤はクランクアップに際して「今回の撮影はほぼ毎日自分のシーンだったのですごく長く感じましたが、その撮影が無事に終わって充実感が大きいです。長い間ありがとうございました!」とコメント。
宮崎は「イグアスの滝は想像以上に大きく、とてつもないパワーを持っている場所でした。そんな所でお芝居ができたことを幸せに思います。ぜひ、スクリーンで観る日を楽しみにしていてください」と語っている。
なお同ビジュアルは、宮崎がイメージキャラクターを務めるearth music & ecologyのブランドキャンペーンのために制作。キャンペーンは9月18日からスタートし、各店舗に原作本の試し読みなどができる特設コーナーが登場する。