レッドブルF1チームが、パワーユニットサプライヤーのルノーと今シーズン限りでパートナーシップを解消すると、英AUTOSPORTが報じている。
2007年からパートナーを組むレッドブルとルノーは、2010年から4年連続でダブルタイトルを獲得するなど大きな成功を収めている。しかし、2014年に新たなパワーユニットが導入されてからは、パフォーマンス不足と信頼性の問題で、両者の関係は急速に悪化の一途を辿っている。
レッドブルは、2016年の末までルノーとの契約を有している。
しかし関係筋によれば、両者のパートナーシップが来シーズンも続かないのはもはや確実で、レッドブルが契約解消を要請する文書をルノー側に送り、同社がこれを受諾したという。
先週末のイタリアGPでは、2台のRB11に7基目のICE(エンジン)が投入され、その他複数のエレメント交換と合わせ、ダニエル・リカルドが50グリッド、ダニール・クビアトも35グリッドの降格ペナルティを受けた。
レッドブルは、来シーズンのパワーユニットとして、メルセデスかフェラーリが唯一の現実的なオプションだとみられている。
一方のルノーは、来シーズンのカスタマー供給を除外していると考えられている。
加えて彼らの選択肢も現在はロータスの買収か、F1からの完全撤退のふたつに絞られているとされており、そうなるとレッドブル同様ルノーのパワーユニットを搭載するトロロッソにも影響がおよぶことになる。