野外上映会『博物館で野外シネマ』が、10月2日と3日に東京・上野の東京国立博物館本館前で開催される。
昨年10月に初めて開催され、細田守監督『時をかける少女』を上映した『博物館で野外シネマ』。2日間で約8600人が来場したという初回に続いて行われる今回は、昨年よりも大きなスクリーンを設置し、宮沢賢治原作、杉井ギサブロー監督のアニメーション映画『銀河鉄道の夜』を上映する。賢治は上京の際、当時は帝室博物館という名称だった国立博物館に足を運び、日記や短歌にも来館時の様子を記しており、賢治が愛した場所のひとつとされている。
鑑賞料は無料で、東京国立博物館の入場料のみで楽しむことが出来る。事前予約は不要。なお、『博物館で野外シネマ』の上映日は開館時間が22:00まで延長されるため、映画鑑賞後に展示室に足を運ぶことも可能だ。10月17日には東京国立博物館の平成館ラウンジで賢治にまつわる曲の四重弦楽による演奏会が開催される。