イギリス全土の小中学校で性的暴行事件が多々起きていることを『BBC Radio 5 Live』が伝え、波紋を広げている。把握できているだけでも過去3年に5,500回を超える性暴力の被害届があったもよう。内訳は強制わいせつ行為が約4,000件、強姦に至ったものが600件以上。被害者のうち13歳未満が1500名以上おり、加害者、被害者ともに5歳というケースまで報告されているという。
性的暴力犯罪が低年齢化していることについて「英国児童愛護会(National Society for the Prevention of Cruelty to Children)」のジョン・ブラウン氏は、インターネットにおける児童ポルノの普及に取り締まりが追い付かない現状と関連があるのではないかと嘆く。内容も年々ハードコアなものと化しており、少しだけ年長の生徒たちがそうした児童ポルノのサイトにアクセスしていることへの強い懸念を示している。