2015年F1イタリアGPの土曜予選で、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは17位、ジェンソン・バトンは16位だった。
ホンダF1プロジェクト総責任者 新井康久
「モンツァはラップの大半を全開で走るコースなので、難しいレースになることは分かっていました」
「昨日の結果を活用し、空力、シャシー、パワーユニットのいいセットアップを探しましたが、ストレートでのERSのアシストがまだ足りず、予選は非常に厳しいものになりました」
「レースではエネルギーマネジメントの使い方が違ってくるので、ある程度改善が見られることを期待しています」
「(パワーユニットのパフォーマンスが低いことについてふたりのドライバーに謝ったか、あるいは謝るべきだと感じているかと聞かれ)なぜですか? ふたりとはいつも話をしています」
「(パワーユニットがよくないために、ふたりのチャンピオン経験ドライバーのキャリアを傷つける結果になっているとの指摘に)それにはお答えしません」
「(結果が出ないことを恥ずかしく思っているかという質問に対し)いい方向に向かっています。ですが結果があまりよくないのは明らかです。シーズン残り、ベストを尽くしていきます。ふたりのチャンピオンドライバーのため、馬力と(エネルギー)制御の向上を目指して、努力を注いでいます。しかし残念ながら我々のICEの馬力とMGU-Kのデプロイメントでは、このサーキットはとても厳しいです」
「パワーユニットの弱点は分かっています。マクラーレンもいいマシンを作るために全力を尽くしています。すでにパワーユニットの弱点は見つけ出しており、来シーズンの開発をスタートしています」
「今季中のトークン使用に関しては何も言えませんが、弱点はデプロイメントにあることはドライバーたちも知っています。もちろん来年に向けてそこを変えたいと思っていますし、開発を進め、毎戦少しずつ進歩していきたいと考えています」