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V6岡田、嵐松本、KAT-TUN亀梨……JUMP伊野尾が先輩ジャニーズを虜にする小悪魔的魅力とは?

2015年09月06日 09:11  リアルサウンド

リアルサウンド

(C)タナカケンイチ

 Hey!Say!JUMPの伊野尾慧が、ジャニーズの数々の先輩を虜にしていると話題だ。これまでも、タッキーこと滝沢秀明、関ジャニ∞の大倉忠義が、お気に入りの後輩として名前を挙げていたが、ここにきてKAT-TUNの亀梨和也、嵐の松本潤、そしてV6の岡田准一も名を連ねているのである。


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 まずは、KAT-TUNがMCを務める『ザ少年倶楽部プレミアム』(NHK)で、Hey!Say!JUMPをメンバーに迎えたときには、亀梨が他のメンバーを差し置いて、「ずっとしゃべりたかった」と伊野尾をMC席に呼び出し、自分の隣に座らせる特別扱いを披露。先輩のKAT-TUNメンバーと狭いソファで肩を並べながらも、堂々とトークを広げ、全く媚びない伊野尾の姿が清々しいといった表情で見つめる亀梨が印象的だった。また、田口淳之介が伊野尾のために「い~の? OK!」というギャグをあげたというエピソードも飛び出し、愛され力は本物だということがわかったのだ。


 次に、松本に関しては、『VS嵐』(フジテレビ系)やチャリティーイベント『嵐のワクワク学校』で共演した際、松本が伊野尾を「飯尾」と言い間違え、「伊野尾だよ!」と即座に返答するイジりネタを作り上げた。先輩に対して、遠慮なくタメ語でツッコむ姿に楽しそうな松本が微笑ましく、さらに二宮和也までそのボケをするまでに定着した。


 そして、今いちばん伊野尾の魅力に、どっぷりと浸かっているのが岡田だ。今年の夏、『24時間テレビ』(日本テレビ系)で共演。これまでほとんど接点のなかったV6とJUMPだったが、番組のリハーサルや宣伝活動などを通じて、距離を縮めていった。その中で、岡田は“伊野尾がカワイイ”発言を連発。自らを“伊野尾窓口”と名乗り、接触するなら自分を通せといわんばかりの執心ぶり。番組本番中にもちょっかいを出すなど、その肉食ぶり(?)が話題になった。


 なぜ伊野尾が、そんなにも先輩たちを惹きつけるのか。亀梨が「見つけるの大変だからさ」とイジったり、岡田が「発見した感があるのよね。後ろの方で」と話したように、伊野尾は9人もいるJUMPの中では、前へ前へというタイプではない。


 自らも『VS嵐』(フジテレビ系)で、嵐からJUMP9人のそれぞれの役割を問われたとき、「9人もいれば、4人くらい役割がなくても(笑)」と謙遜&ボケ発言をしてみせたくらいだ。ガツガツとしていない草食感が、ジャニーズの中では珍しく、面白いキャラクターとして際立っているのだろう。


 また、あまり自分から多くを語りたがらない性格もあって、プライベートがミステリアスなイメージが強い。まだみんなが知らない未開拓の魅力があるのではないか。自分がそれを見つけ出し、広めていきたいというプロデュース欲が、刺激されるのかもしれない。


 さらに、名だたる先輩たちの寵愛を受けながらも、伊野尾のマイペースさが変わらないのだ。来る者は拒まず、去る者追わずなテンションが、まるで思い通りにならない小悪魔女子のよう。気に入られたいと願う後輩がたくさんいる中で、そこに対して執着していない様子の伊野尾は、逆に追いたくなるのもうなずける。


 そう、こうした伊野尾の魅力は、ジャニーズの先輩だけでなく、ファンの心理も同じ。ある日、大所帯のJUMPの中で、ふと俯瞰で見てみると飄々としたミステリアスな青年を見つける。“この青年はどんな人なのだろう”と気になったら最後、いつの間にか伊野尾に夢中になってしまうのだ。そう、この記事が気になり、読んだあなたはすでにその一歩を踏み出しているということだ。伊野尾を好きになる準備は、「い~の、OK?」だろうか。(佐藤結衣)