走行中にエンジンカウルが外れるという珍しいアクシデントに見舞われたマックス・フェルスタッペンだが、F1イタリアGPのスチュワードは、決勝でのドライブスルーペナルティを科すことを決めた。
エンジン交換のため、予選のQ1終了直前にようやくコースインを果たしたフェルスタッペンは、高速コーナーのクルバ・グランデを走行中に突然エンジンカウルが外れてしまい、コース上にパーツが散乱した。
幸い、他のドライバーに影響はなかったが、フェルスタッペンは、チームがコースインを急ぐあまり、カウルのボルトをすべて締めていなかったと認めている。
「ボディワークは半分の数のボルトしか締まっていなかった。それでも強度は十分で、走り続けられると思った」とフェルスタッペン。
「直前にわずかな振動を感じた。(カウルが)失くなってスローダンしたよ」
この件を審議したスチュワードは、これが危険なリリースだったとし、フェルスタッペンに決勝の1周目終了時にドライブスルーペナルティを受けるよう指示した。
エンジン交換ですでに20グリッドの降格処分を受けているフェルスタッペンは、決勝レースを最後尾の20番グリッドからスタートする。