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染谷将太、『映画 みんな!エスパーだよ!』前夜祭イベントで初のDJプレイを披露

2015年09月04日 22:11  リアルサウンド

リアルサウンド

『映画 みんな!エスパーだよ!』出演者たち

 9月3日(木)、『映画 みんな!エスパーだよ!』の前夜祭イベントが、東京新代田のLIVE HOUSE FEVERにて開催された。劇中で喫茶店「シーホース」のマスター、永野輝光役を演じているマキタスポーツを司会進行に、監督や出演者が一堂に会して、トークはもちろん、出演者たちによる歌やDJまで、盛りだくさんな企画が用意されたこのイベント。


参考:園子温が語る、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』に負けない日本映画の戦い方


 「みんな処女と童貞か! ウソつけ!」と、すっかり役柄モードに入って観客を鼓舞するマキタスポーツの声掛けから、まずは主演の染谷将太と園子温監督がステージに登場。公開前夜の心境を語った。マキタスポーツ曰く、「今日のイベントは映画の打ち上げも兼ねている」とのことなので(?)、その後は、出演者たちによる“出し物”が次々と披露。まずは、浅見紗英を演じる真野恵里菜が松浦亜弥の「Yeah!めっちゃホリデイ」を振りつきで熱唱。続いて、平野美由紀役の池田エライザが椎名林檎の「丸の内サディスティック」を熱唱した。


 そして、この日のシークレット・ゲストとして、謎の3人組DJユニット、OK KILLERが登場すると、会場の空気は一転。『映画 みんな!エスパーだよ!』の主題歌である岡村靖幸の「ラブメッセージ」を含む、約30分のDJプレイでフロアを熱狂させた。その後も、高橋メリージュンが高橋真梨子の「for you…」を情感たっぷりに歌い上げるなど、この日限りの“出し物”が続いたのち、後半戦は、今日が初披露という染谷将太のDJからスタート。興味津々で見守る観客の目線をよそに、ビースティ・ボーイズやOTOGIBANASHI'Sなど洋邦のヒップホップを中心に、マイペースで楽曲を繋いでゆく染谷。約30分のセットの最後には、ドラマ版のエンディングテーマである、石崎ひゅーいの「夜間飛行」をスピン。すると、ステージ上には、深水元基が劇中の“ビッグ・マグナム”姿で登場、柾木玲弥ら共演者とともにドラマさながらの狂態を繰り広げ、観客を爆笑の渦に叩きこんだ。


 その後も、神楽坂恵、サヘル・ローズ、冨手麻妙、そして今野杏南、清水あいり、篠崎愛、星名美津紀、星名利華が入れ替わり立ち替わりステージに登場し、マキタスポーツや園監督とトークを展開。そして、本日2組目のシークレット・ゲストとして、高橋優がステージに登場すると、観客の盛り上がりは再びヒートアップ。テレビ版の主題歌「(Where's)THE SILENT MAJORITY?」を観客ともども弾き語りで歌い上げた。さらには、マキタスポーツが、永野輝光&マキタスポーツpresents Fly or Die名義で歌った劇中歌「LOVE ME TENGA」を披露。その最後には、石崎ひゅーいが登場し、「夜間飛行」をマキタスポーツと熱唱するなど、大興奮のままイベントはフィナーレを迎えた。


 ビデオメッセージでの参加となった安田顕を除いて、主要キャストがほぼ勢ぞろいするという、実に豪華なイベントとなった、この日の前夜祭。2013年、若杉公徳の漫画を原作に、深夜ドラマ化されたときは、「誰も映画版ができるなんて思ってなかった」とは、園監督の言葉。しかし、視聴者からの熱烈な支持を受けて、『みんな!エスパーだよ!』は、晴れて今回映画版が制作され、いよいよその公開日を迎えようとしている。そこには、キャストを含めたスタッフたちの一体感と、ドラマ版を支持したファンの熱意があったのだろう。それを存分に感じることのできるイベントだった。


 『映画 みんな!エスパーだよ!』は、本日より全国ロードショー。(麦倉正樹)