映画『みんなのための資本論』が、11月21日から東京・渋谷のユーロスペースで公開される。
同作は、クリントン大統領政権下で労働長官を務め、『暴走する資本主義』『格差と民主主義』といった著書を発表しているアメリカの経済学者ロバート・ライシュが、アメリカにおける経済格差や不平等を語るドキュメンタリー。1970年代以降、限られた富裕層に富が集中し、労働者たちが疲弊しているアメリカの現状を背景に、資本主義の転換のための方法論をライシュが説く様子などが捉えられている。
映像内にはライシュをはじめ、ビル・クリントン、ヒラリー・クリントン、バラク・オバマ、ジョージ・H・W・ブッシュ、ジョージ・W・ブッシュらも登場。字幕監修はトマ・ピケティの著書『21世紀の資本』の翻訳者である山形浩生が手掛けている。