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『100万回生きたねこ』佐野洋子の回顧展、原画や草稿など約330点

2015年09月04日 13:10  CINRA.NET

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『まるごと 佐野洋子展 ―「100万回生きたねこ」から「シズコさん」まで―』チラシビジュアル
『まるごと 佐野洋子展 ―「100万回生きたねこ」から「シズコさん」まで―』が、9月27日まで神奈川・神奈川近代文学館で開催されている。

佐野は、『おじさんのかさ』『だってだっての おばあさん』『100万回生きたねこ』『空とぶライオン』などの絵本に加え、『神も仏もありませぬ』『シズコさん』『役にたたない日々』といったエッセイでも知られる絵本作家・エッセイスト。

同展は、絵本作家としての佐野を紹介する第1部と、エッセイストとしての佐野に光を当てる第2部で構成。第1部では、『100万回生きたねこ』をはじめとする約10作の絵本を取り上げ、原画や没後に公開された草稿、原稿などを通して各作品の魅力に迫る。第2部では、戦中から戦後期の体験や家族、仕事への思い、結婚と離婚といったエッセイに描かれたモチーフから、佐野の人生の軌跡を辿る。

会場は絵本の原画をはじめ、著作の表紙や挿絵の原画、同展で初公開となる原稿、日記を含む自筆資料や写真、愛用品で構成。関連資料やパネルも含む約330点が展示される。

会期中には、毎週金曜日にギャラリートークが行われる。また、エントランスでは佐野と当時の夫・谷川俊太郎とのトーク映像が放映される。