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【ミリタリー魂】第57戦 サバゲーの勘違い

2015年09月04日 12:11  おたくま経済新聞

おたくま経済新聞

【ミリタリー魂】第57戦 サバゲーの勘違い

ミリタリーな話題をマニア目線でお届けしている、鉄砲蔵の「ミリタリー魂」。最近はエアーガンや迷彩服など、サバイバルゲーム。ミリタリー産業の業績が伸びているとのデーターもネット上で見かけるようになりました。そんな中、新規参入した人の中にはエアーガンや装備の知識について勘違いされている方をみかける様になりました。今回はサバゲー中に見かけた勘違いを指摘します。


【元の記事はこちら】


・エアーガンの射程は30m~40m
エアーガンの射程が40m、つまり40m先の人間大に命中するというと、現在合法的に売られているエアーガンの1.5倍~2倍の発射パワーを必要とします。2006年初めの銃刀法改正以前は銃を改造してそういう銃にする人もおり、持ち主はその銃で10m未満の距離で撃ち合っては危険だからとパワーの弱い拳銃と一緒にゲームに持ち込んでいました。


実際、現在売られている銃の性能は、僕の場合は15m先のA4版コピー紙に当てられる位の性能で、確実に人間大に命中できる距離は20m程。僕はなるべくその距離で撃ち合う様にしています。


距離の目安として提案したいのは町中でよく見かける路線バス。iPhoneの距離計アプリによるとこれの長さが10m程。大体これを二つ縦に並べた位の距離で撃ち合うように心がければ当たりやすいでしょう。


あくまで僕の経験則ですが、自分と敵の間に障害物が多かったり敵のそばに櫓など巨大な物があったりすると見かけ上の距離は遠く見えます。見た目の距離感はあまりアテにならないため、なあるべく何かの距離計を使うようにしています。


・ブーツの紐を締めていない。
あともう一つ、サバゲーには多くの場合、ブーツを履いてゲームに臨みますが、フィールド上で紐を上まで締めず、写真のように緩めたまま走り回っている方をよく見かけます。本来兵士がブーツを履いているのは足首が無理な方向に回って捻挫することがなくなるように、厚めの革で足首を覆って抵抗をかけようとの配慮からです。
ブーツの裏も砂利道や泥の道に適したザックリしたデザインで、スニーカーよりサバゲー向けとなります。


僕自身もサバイバルゲームを始めたばかりの23歳の頃、参加者の自衛官に注意され、以来ずっと守っています。おかげで最近の新人のように捻挫することはありませんでした。
あと、3万円前後の海外製ブーツより日本の作業着屋において7千円前後で購入した作業ブーツの方が僕の足には合っている様に思えます。特に○○軍の靴でサバゲーしたい、とのこだわりのない人は、なるべく日本人向けに作られた作業ブーツをお勧めです。


今回はサバゲーで注意すべき点の中で、有料サバゲー場のゲーム前の注意に補足する形で記事にまとめました。
最近はサバゲー人口が増え、初めての人を見かけないサバゲーがないほどに流行り出しました。
正しい知識で安全にサバゲーしましょう。


(文:鉄砲蔵)