新川直司の漫画『四月は君の嘘』が実写映画化。2016年に全国東宝系で公開されることがわかった。
2011年5月から今年3月まで『月刊少年マガジン』で連載された『四月は君の嘘』。単行本全11巻の累計発行部数は300万部以上を記録し、2013年には『第37回講談社漫画賞』を受賞している。また今年3月までフジテレビ「ノイタミナ」でアニメ版も放送された。
物語は、母の死をきっかけにピアノを弾けなくなった高校2年生の有馬公生と、自由奔放で強気なバイオリニスト・宮園かをりの関係性を軸にした青春ラブストーリー。ピアノの音が聞こえなくなった公生が、かをりとの出会いをきっかけにピアノや母との思い出と再び向き合う様や、かをりの抱える秘密が描かれる。
ヒロインのかをりを演じるのは広瀬すず。かをりに惹かれていく天才ピアニスト・公生を山崎賢人が演じる。さらに公生に想いを寄せる幼なじみの澤部椿役に石井杏奈(E-girls)、公生と椿の幼なじみ・渡亮太役に中川大志がキャスティングされている。メガホンを取るのは『僕の初恋をキミに捧ぐ』『潔く柔く きよくやわく』などの新城毅彦。脚本はドラマ『星の金貨』『ストロベリーナイト』の龍居由佳里が手掛ける。
なお広瀬と山崎は同作で楽器の演奏シーンにも挑戦。2人はクランクインの約半年前からバイオリンとピアノの練習をしたという。
■広瀬すずのコメント
台本を読ませて頂いて、綺麗な時間の中で、登場人物みんなが自分自身の悩みと戦っている作品だと思いました。
今回、私はかをりちゃんを演じるにあたり、初めてヴァイオリンに触れました。まだまだ、苦戦していますが、私も日々、ヴァイオリンと作品に向き合い、戦っています。宮園かをりという自由奔放でキラキラした夢を持つ魅力的な女の子を皆さんに届けられるように頑張ります。監督やキャストの皆と一緒にカラフルで素敵な映画に出来ればと思っています。
■山崎賢人のコメント
この作品は日常がこんなにもカラフルなんだと教えてくれました。天才ならではの苦しみ・葛藤を抱えた難しい役どころですが新城監督をはじめとしたスタッフ・キャストの皆様と一丸となって、天才ピアニスト有馬公生を演じきりたいと思います。また原作の演奏シーンは実際に音が聞こえてくるような臨場感がありました。今回ピアノ初挑戦ですが、映画でも揺れ動く公生の心を音楽に乗せて届けられるよう日々練習中です。観た人の目に映る世界もカラフルになるような映画にしたいです。
■新城毅彦監督のコメント
人を愛する事の素晴らしさ、大切さ、そして時には味わう悲しみや涙、せつなさを、見終わった後に優しく温かい気持ちになれる様お届け出来ればいいなと思っています。とってもチャーミングな広瀬すずさん、イノセントな山崎賢人くんを始め、石井杏奈さん、中川大志くんといった必ずこれからを担っていく若手俳優達とキラキラ、キュンキュンとした物語を紡いでいきたいです。