マクラーレン・ホンダは、今週末のF1イタリアGPでフェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンに9基目のエンジンを投入するとみられている。
チームは、今後のレースでさらなるペナルティを受けずにパワーユニットを使用するため、前戦ベルギーGPの週末に2度のエンジン交換を実施し、2台合わせて105グリッドもの降格ペナルティを受けた。
現行の規則では、パワーユニットの各エレメントは1シーズンで4つまでしか使用できず、それを超える場合、いずれかのエレメントが最初に5基目(あるいは6基目など)に入った時点で10グリッド降格。その後、その他のエレメントが5基目(あるいは6基目など)に入ったときは5グリッドの降格になる。
今回ホンダは、アロンソに初となる9基目のICE(エンジン本体)を投入。バトンはすでにMGU-Hとターボチャージャーが9基目に入っているため、アロンソ10グリッド、バトンは5グリッドの降格となる。
また、これまでショートノーズを使用してきたマクラーレンは、低ドラッグの空力パッケージが求められる今週末のモンツァに、旧型のロングノーズで臨むことも明らかにした。ただ、旧型を使用するのは今回のモンツァのみで、次のシンガポールでは再びショートノーズに戻すことになっている。