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A.B.C-Zの『Mステ』出演、今回はどうなる? “型破り”なジャニーズの真なる魅力

2015年09月04日 07:01  リアルサウンド

リアルサウンド

ジャニーズロゴ

 A.B.C-Zが、9月30日に初のシングル『Moonlight Walker』をリリースする。表題曲「Moonlight Walker」は、ダンサブルな楽曲が多かった彼らの楽曲の中でも、際立って色っぽさを感じるさせるクールな印象のある一曲だ。また新たな一面をのぞかせるであろう同曲の披露を楽しみにしているファンも多いのではないだろうか。


(関連:A.B.C-Z、テレビ披露の「奇行」はほんの一部? 新作にも反映された各メンバーの個性


 そんなA.B.C-Zが、9月4日『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に出演する。彼らのパフォーマンスやグループとしての魅力について、ジャニーズの動向に詳しい芸能ライターの佐藤結衣氏に話を聞いた。


「今回も『これぞ、エンタメ!』というパフォーマンスに期待したいです。身体能力の高い彼らが織りなすシルク・ド・ソレイユのようなアクロバットが、少し大人っぽい『Moonlight Walker』のような楽曲にどのように生かされていくのか楽しみです。また彼らのパフォーマンスは、歌とダンスのパートが分かれているのも特徴的です。これまでのリリースは映像作品が中心だったのですが、歌を聴かせるところ、パフォーマンスを見せるところのメリハリが効いていて、パフォーマンスを映像で見ることにとても意味を感じるグループですね」


 また、彼らがパフォーマンス以外にも大きな注目を集める理由がある。それは、今までのジャニーズにはない強烈な個性のメンバーが集結しているという点だ。それをより印象づけたのが塚田僚一だ。彼がバラエティ番組『アウト×デラックス』(フジテレビ系)に6月からレギュラー出演するようになってから、塚田をはじめ、各メンバーの“アウト”なキャラクターがより色濃くなってきているという。
 
「トークがあれば、塚田さんが爆弾発言をするのは目に見えています。奇妙な行動がファンの間で以前から話題になっている戸塚さんは、以前登場したときにド派手なバンダナに丸眼鏡というジャニーズとは思えない“奇行ファッション”で一人だけ登場し大きな話題になりました。まるで昭和の芸人のような河合さん、甘いマスクなのに天然ボケな橋本さん、個性的なキャラクター揃いの中で、“普通”が個性となってしまった五関さん。五関さんはグループの中では一番まともな存在だと思いますが、彼の的確なツッコミや、ボソっという一言が的を得ているところが個人的には気になっています。A.B.C-Zは、三枚目の部分を包み隠さず披露するモンスター級の個性が揃う、バラエティ向けのグループなんです」


 まさに“型破り”なジャニーズらしからぬ個性を発揮するA.B.C-Zは、三枚目の部分を見せつつも、前述のようなダンスやアクロバットなどのパフォーマンスに真剣に取り組む姿のギャップがまた魅力のひとつだと佐藤氏は語る。


「そんな個性的な彼らですが、ダンスやアクロバットに対しては、まさに職人のように真摯に取り組んでいます。自分たちでさまざまな企画構成をするのが好きで、舞台での経験も多いグループ。“仕事人”として尊敬する部分がたくさんあるんです。少し人間性は変わっているけど好きなことに全力に取り組み、仕事ができる方たちというイメージ。こんな人が友達、同期、同僚、クラスメイトでいたらいいな、とも思います。『ジャニーズはかっこつけてていけすかない』と思っている人にこそ彼らのことを知ってほしいです。今後、男性からも支持を受けるグループなのではないかと思っています」


 ますます注目が集まる中での今回の出演。お騒がせグループともいえる彼らは、新曲を携えどのようなパフォーマンスを披露するのか。ジャニーズの常識を覆す新たな伝説を生み出してくれることに期待したい。(竹上尋子)