10月8日からフジテレビ「ノイタミナ」枠で放送されるアニメ『すべてがFになる THE PERFECT INSIDER』の声優陣と主題歌が発表された。
同作は、森博嗣の推理小説『すべてがFになる』と『四季』シリーズをもとにしたテレビアニメ。『すべてがFになる』は森のデビュー作となり、昨年にはテレビドラマ化もされた。アニメ版は神戸守が監督を務め、A-1 Picturesがアニメーション制作を担当。キャラクター原案は漫画家の浅野いにおが手掛けている。
今回発表された声優陣は、建築学科の准教授を務める主人公・犀川創平役の加瀬康之、犀川の大学の学生で、共に事件を解決する西之園萌絵役の種崎敦美、「人類のうちでもっとも神に近い」と言われる天才プログラマー・真賀田四季役の木戸衣吹。あわせてオープニングテーマがKANA-BOON“talking”、エンディングテーマがシナリオアート“ナナヒツジ”になることも判明した。両曲を収めたスプリットシングル『talking/ナナヒツジ』が11月11日にリリースされる予定だ。
9月30日には同作の先行上映イベント『すべてがFesになる』が、東京・お台場のZepp Tokyoで開催。当日は第1話と第2話が放送に先駆けて上映されるほか、KANA-BOONとシナリオアートのミニライブや、メインキャスト3人によるトークショーが行われる。チケット先行予約は現在受付中。
なお、『すべてがFになる THE PERFECT INSIDER』の本編カットを使用したテレビCMが、本日9月3日放送の『乱歩奇譚』内で初オンエアされる。
■森博嗣のコメント
『すべてがFになる』は、執筆順では第4作、出版ではデビュー作です。これまでに、ゲーム、漫画、ドラマになりましたが、アニメは初めて。既に脚本を読ませていただきました。『四季』の内容も一部取り入れ、丁寧にストーリィが描かれています。また、アニメ独自の設定もあって、面白くなりそう。動いている絵を見たい、と思いました。楽しみにしています。
■KANA-BOONのコメント
今回、「talking」という楽曲でオープニング・テーマを担当します、KANA-BOONです。
「talking」はタイトル通り“コミュニケーション”を歌った楽曲です。
印象的な会話劇が繰り広げられるこの作品にぴったりだと思いますし、作品に漂う空気感にもマッチしたサウンドで、とてもかっこいい仕上がりになりました。
もちろん、僕達のファンの皆さんにも喜んでもらえるものになったと思います。
僕も今から放送が楽しみです!
■シナリオアートのコメント
「すべてがFになる」の主題歌に選んでいただき大変嬉しく思っています。
天才・孤独・思考、この作品の中で僕の琴線に触れたキーワードがこれです。
自分の考えと社会が同じでなかったとしても自分の頭で思考を続けること。
その孤独な思考が、いつか世界を変える力を生み出すかもしれないという思いからこの曲が生まれました。