『第25回 Bunkamuraドゥマゴ文学賞』の受賞作品が発表された。
受賞作品に選出されたのは、今年4月に朝日出版社から刊行された武田砂鉄の著書『紋切型社会 言葉で固まる現代を解きほぐす』。1982年生まれの武田は、出版社で勤務後、2014年秋からフリーライターとして活動している。cakes、CINRA.NET、SPA!、Yahoo!ニュース個人、beatlegなどでの連載をはじめ、雑誌やウェブなど様々な媒体に寄稿。世間に溢れる「紋切型」のフレーズを切り口に現代社会を批評した受賞作『紋切型社会 言葉で固まる現代を解きほぐす』は、武田にとって初の単著となる。
『第25回 Bunkamuraドゥマゴ文学賞』の対象作品は、2014年7月1日から2015年7月31日までに刊行された単行本または雑誌などに掲載された日本語の文学作品。審査員は藤原新也が務めた。授賞式は10月19日から東京・渋谷のBunkamuraで開催。武田と藤原の対談を実施する第1部には、一般から30人を招待する。参加申込は10月5日までBunkamuraのオフィシャルサイトで受付中。