11月21日から東京・新宿武蔵野館ほか全国で公開される映画『さようなら』の予告編と場面写真が公開された。
同作は、平田オリザとロボット研究者の石黒浩(大阪大学教授、ATR石黒浩特別研究所客員所長)が手掛けた、人間とアンドロイドが共演する同名舞台をもとにした作品。原子力発電施設の爆発によって放射能に汚染された近未来の日本を舞台に、避難から取り残された南アフリカの難民ターニャと、病弱な彼女を幼い頃からサポートするアンドロイドのレオナの姿を描いた作品だ。監督・脚本は『ほとりの朔子』などの深田晃司が担当。アンドロイドアドバイザーを石黒が務めている。
予告編と場面写真では、アンドロイドのジェミノイドF2が演じるレオナと、ブライアリー・ロングが演じるターニャが会話をするシーンや、レオナが死期の迫るターニャに谷川俊太郎の詩『さようなら』を読み聞かせる場面などが映し出されているほか、新井浩文、村上虹郎ら共演者の姿も確認できる。