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橋口亮輔監督の新作『恋人たち』、傷を抱えた人々の再生映す予告編

2015年09月02日 21:00  CINRA.NET

CINRA.NET

『恋人たち』©松竹ブロードキャスティング/アーク・フィルムズ
橋口亮輔監督の新作映画『恋人たち』の公開日が11月14日に決定。あわせて予告編が公開された。

同作は、橋口監督にとって『ぐるりのこと。』以来約7年ぶりとなる長編映画。通り魔事件で妻を失った男・アツシ、そりの合わない姑や自分に無関心な夫と暮らす中で、突然現れた男に心を動かされる主婦・瞳子、親友への想いを胸に秘める同性愛者のエリート弁護士・四ノ宮の3人が、それぞれ心に傷を抱えながら再生していく様が描かれる。アツシ役を篠原篤、瞳子役を成嶋瞳子、四ノ宮役を池田良が演じる。

予告編は「飲みこめない想いを飲みこみながら生きている人が、この日本にどれだけいるのだろう。今の日本が抱えていること、そして“人間の感情”をちゃんと描きたい」という橋口監督のメッセージで幕を開け、「本当に犯人殺したいっすよ」と話すアツシに同僚が「殺しちゃだめだよ」と語るシーンや、光石研が演じる男に抱き寄せられる瞳子の姿など、登場人物が人生に希望を見出していく様子が垣間見える内容になっている。また、安藤玉恵、山中崇、山中聡、リリー・フランキー、木野花らの姿も映し出されている。