アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督の新作映画『レヴェナント:蘇えりし者』が、2016年春に日本公開されることがわかった。
2006年の『バベル』で『第59回カンヌ国際映画祭』監督賞、2014年の『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』で『第87回アカデミー賞』作品賞、監督賞を含む4部門を受賞したイニャリトゥ監督。
新作『レヴェナント:蘇えりし者』は、アメリカ西部の未開拓の荒野を舞台に、喉を熊に裂かれて重傷を負ったハンターのヒュー・グラスが、厳しい自然の中で瀕死の自分を置き去りにした男・フィッツジェラルドに復讐を果たすため、約300キロの過酷な旅をするというあらすじだ。
主人公のヒュー・グラス役をレオナルド・ディカプリオ、グラスと同じ狩猟チームのメンバーだったフィッツジェラルド役をトム・ハーディが演じる。格闘シーンでは極寒の地でディカプリオとハーディを本気で戦わせ、ディカプリオが鼻を折った後もそのまま撮影を続行するなど、リアリティーを追求した作品になっているという。撮影監督は『ゼロ・グラビティ』『バードマン』で『アカデミー賞』撮影賞に2年連続で輝いたエマニュエル・ルベツキが務めている。