インディカー・シリーズにチップ・ガナッシ・レーシングから参戦しているセージ・カラムは、インディカーのパドックにいることを望み、先週末に彼のクラッシュから起きたジャスティン・ウィルソンの事故死と向き合おうとしている。
第15戦ポコノ残り20周の時点でトップを走行していたカラムは単独クラッシュを喫した。そのマシンの破片がウィルソンを直撃し、彼は帰らぬ人に。ルーキーの彼はその事故に苦しんでいる。
「タフな一週間だった。今週は心理学者と一緒にいたよ。過去にも彼に通ったことがあったけど、今週は本当に彼が近くにいた。とても苦しかった。しかし、いちばんはジャスティンの家族であり、彼らの苦しみは想像できないよ」
「今はだいぶ落ち着いて家を出ることもできるようになった。もしクルマに乗ることになっていたら、僕は走るし、ジャスティンが僕にしてほしい事をやりたいよ。クルマには乗りたいけれど、今週休むことは僕にとって正しい事だと考えている」とカラム。最終戦では、彼の代わりにセバスチャン・サーベドラがステアリングを握っている。
クラッシュの原因については100回くらいビデオで確認しても分からないと本人は語る。
「クルマは壊れていなかったし、ラインを外してもいない。ターン1でバンプを通過した。遅いコーナーでのスピンだったけど……」
「偶然だった。彼は10台から11台後ろにいたんだ。不慮の事故だったんだ。それが偶然の出来事だったかもしれないが、夜ベッドにいると考えてしまい、天井を見上げている。どうしてなんだとね」
「このような状況は心地よくないよ。辛い時間だ。彼の家族は僕と一緒にこれを改善できると願っている。(ウィルソンの妻)ジュリアとは話すことがまだできていない。正しい時にそれができることを望んでいるよ」
「でも、ステフ(ウィルソンの弟のステファン・ウィルソン)とは話したよ。あの夜ステフと一緒に居たんだ。僕とジャスティンは同じ病院に入院してたんだよ。そこで話をし、テキストを交換した。彼ら家族は大きな影響を与えてくれる」