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"ほぼ未経験"27歳の編集者がインタビュー誌を自費出版 廣川玉枝や奈良裕也を特集

2015年08月29日 19:02  Fashionsnap.com

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表紙
クリエイターの活動にフィーチャーしたインセンティブインタビュー誌「ナッズ(NUZ)」が、9月末に発売される。雑誌編集がほぼ未経験だという竹澤剛が自費出版し、小浪次郎や稲葉英樹らファッションの分野で活躍しているフォトグラファーの作品紹介と廣川玉枝や奈良裕也らのインタビューを96ページにわたって掲載。発行部数は3,000部で、価格は税込1,000円。Amazon.co.jpや都内の書店、雑貨店などで販売される。

27歳の編集者が雑誌を自費出版の画像を拡大

 発行人の竹澤剛は現在27歳で、「ナッズ」を創刊するために2年弱務めた出版社ワールドフォトプレスを2015年1月に退社。利益を目的とした従来の商業雑誌にはない純粋な「刺激」と「衝撃」を届けるため、アルバイトで資金を貯め、自費で出版することにしたという。
 同誌では12人のクリエイターを作品ページとインタビューページに分けて紹介。クリエイションに焦点を当てたコンテンツでは、資生堂や「シュウ ウエムラ(shu uemura)」などで活動する内山拓也をはじめ、吉田多麻希や磯部昭子、「マメ(mame)」の写真集を手掛けた小浪次郎、青木健二、稲葉英樹らがプライベートで制作した作品を掲載する。インタビューページでは、廣川玉枝や奈良裕也、アートディレクターの永戸鉄也、モデルで映像ディレクターのSen、フォトグラファーの守本勝英、クリエイティブディレクターの野村訓市に話を聞き、有名クリエイターとして活躍できる理由をそれぞれの生き方や価値観と共に伝える。竹澤剛は同誌を通じて「これから仕事をチャレンジする人、またさらに一層、生活を充実させたい人等の方に向けて、今後の人生発展のきっかけとなる刺激を提案したい」とコメント。現在、クラウドファンディングサイト「キャンプ ファイヤー(CAMPFIRE)」で取材費と印刷代などの協賛金を募っている。
■「CAMPFIRE」内のプロジェクトページ