今季、VivaC 86 MCでスーパーGT300クラスに挑んでいる土屋武士。第3戦タイではポールポジションを獲得し、第4戦富士では5位入賞を果たす走りをみせ、ポイントランキングで10番手につけている。そんな土屋武士が、今週末開催の第5戦鈴鹿1000kmレースに向けた意気込みを語った。
「今週末の目標は、チームもドライバーもノーミスで戦うこと。レース距離が長いので、やるべきことをミスなく実行したいと思います」
「どのレースも同じですが、準備してきたことをしっかりと行うことが大事です。レースで1番重要なのは事前準備だと思っていますが、普段と同じ流れを維持してサーキット入りできていますし、レースを戦うごとにチームの状況も良くなっています。長距離のレースでは、特に事前の準備が(結果に)響いてきますから、自分たちを信じて、ミスなくしっかりと戦いたいですね」
―――鈴鹿サーキットで、マシンが得意とするセクション、苦手とするセクションはどこですか?
「コーナーはすべて得意で、ストレートが1番苦手。ストレートは圧倒的に苦手ですね。ただ、高速コーナーが多いので、サーキットとマシン特性はマッチしているかなと思います。マシン重量が軽く、重心も低いので、4~6速で走るコーナーはとにかく速いですよ」
―――観戦に訪れるファンに“ここでの走りを見て欲しい”という観戦スポットはありますか?
「レース距離が長いので、ありとあらゆる場所で見て欲しいです。(決勝レースの)スタートは、ストレートから1コーナーまでのバトルが見どころですし、S字はマシンの速さを実感できる場所です。さらに、シケインの飛び込みでは、激しいバトルが繰り広げられると思いますし、グランドスタンドからチームのピットワークも見てもらいたいポイントです」
「レースを初めて観戦する友人を連れてきていて、その人が飽きている様子だったら、遊園地で遊ぶのもいいと思いますよ(笑)。鈴鹿1000kmというレースは、お祭りのようなものなので、満喫してもらいたいです」