アンドレッティ・オートスポートは、前戦ポコノの事故で亡くなったジャスティン・ウィルソンを追悼するためオリオール・セルビアを起用し彼のマシンをドライブさせることを明らかにした。
先週末に行われた第15戦ポコノ終盤、クラッシュしたセージ・カラムのマシンの破片がウィルソンに直撃。頭部を負傷したウィルソンは病院に緊急搬送されたが、翌日の夜に帰らぬ人となった。
チームのオーナーを務めるマイケル・アンドレッティは、「ジャスティンは真のレーサーであり、我々のスポーツの先導者だった。今週末、ジャスティンと彼の家族は我々の心の中にいる。彼が我々に臨んでいるであろうと思うやり方で彼を称えるつもりだ。彼が愛したレースをすることによってね」
アンドレッティ・オートスポートはウィルソンを称えるため、彼の親しい友人であるセルビアを、ウィルソンがドライブしていた25号車で最終戦ソノマにエントリーさせる。
「10年以上ジャスティンと共にレースをしてきた。レーサーとして彼に多くの尊敬を抱いていたが、ひとりの人間としては彼に出会った誰もがインスピレーションを受けるような資質を持っていた」
「今週末、彼のクルマをドライブする機会をもらい光栄に思っているし感情的になっている。機会をくれたアンドレッティ・オートスポートの友人に感謝したいし、ジュリアやステファン、ウィルソンの家族が僕に25号車をドライブさせてくれることにどれだけ深く感動しているか説明したい」とセルビア。
ジャスティンの弟でインディカーにも参戦したことがあるステファン・ウィルソンは、セルビアの起用が自然な選択だと語る。
「家族として、ジャスティンの名誉のためにレースをしてくれる人物は、オリオール以外に想像できない。彼とジャスティンの生き方は、さまざまな場所で交差してきた。競争者として、またひとりの人としても、彼はジャスティンの魂をうまく運んでくれ、ジャスティンが受け入れてくれると僕たちは思っているよ」