特集上映『松竹120周年祭』が、東京・東銀座の東劇で10月10からスタートする。
同イベントは、松竹の創業120周年を記念して開催。同社に所属していた監督作品のデジタル修復版の上映と、『男はつらいよ』『釣りバカ日誌』シリーズのセレクト上映が行われる。
デジタル修復版の上映作品は、共に日本初公開される小津安二郎監督『晩春』と溝口健二監督『残菊物語』のほか、大島渚監督『青春残酷物語』、木下惠介『カルメン故郷に帰る』など9作品。『男はつらいよ』『釣りバカ日誌』シリーズのセレクト上映では、『釣りバカ日誌』シリーズの最終作『釣りバカ日誌20 ファイナル』や、マドンナ役に吉永小百合を迎えた『男はつらいよ』シリーズ第9作目『男はつらいよ 柴又慕情』など、それぞれ7作品が上映される。
また、『松竹120周年祭』と連動して、東京・神保町シアターでは9月19日から特集企画『松竹120周年記念 百花繚乱―昭和の映画女優たち』が開催される。同イベントでは、2000年に閉鎖した松竹大船撮影所に所属していた女優が出演している作品を上映するほか、1936年に閉鎖した松竹蒲田撮影所で制作されたサイレント映画をピアノの生演奏付きで上映する。上映作品などの詳細は、オフィシャルサイトの続報を待とう。