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駅近!日本情緒を味わえる居酒屋3選

2015年08月25日 00:02  オズモール

オズモール

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夕暮れの路地、ぽつりぽつりと明かりが点き始めたら、そこには笑顔が集まっていく。まっすぐ帰りたくないような、ちょっと人恋しいような…そんな晩に立ち寄りたい、日本情緒たっぷりの居酒屋3軒をご紹介。

◆100年前もこれからも胃袋と元気を満たしてくれる唯一無二の酒場「みますや」(淡路町)


東京に現存する最古の居酒屋として知られる老舗「みますや」。格式ばったところはなく、人々の熱気と心地よい喧噪で夜ごとに盛り上がる。

旬の刺身や煮物など懐かしい東京の味が楽しめる料理は、なにを食べてもしみじみおいしく、誰もがにっこり笑顔に。写真は、右奥から「さくらさしみ」(1300円)、「季節のぬた」(500円)、「牛にこみ」(600円)。なんと戦前から使っている器も! 日本酒の品揃えも豊富。

◆うちわやのれん、駄菓子などの懐かしいものに囲まれた「カド」(神楽坂)


神楽坂の路地裏、ほのかにもれる縁側の明かりにひかれて戸を開けると、玄関で靴を脱ぎ、小さな庭に面した座敷に通される。昭和24年に建てられた民家のしつらえを活かした一軒家で、座敷では足付きの銘々膳に供される酒肴をつまむスタイル。

写真は、「うずらの山椒焼き」(800円)、名物の柿の葉寿司など3品が付く「前菜」(1000円)。単品もあるけれど5品登場する「季節のコース」(3000円)が手頃でおすすめ。気軽に楽しめる立ち飲みスペースの土間も人気とか。


◆ただいまと言いたくなる古典酒場「ふくべ」(日本橋)


創業昭和14年の歴史ある老舗居酒屋。壁に並んだ41種の日本酒は、「出身地のお酒で一瞬でも自分の田舎に想いをはせてほしい」という店主の温かな配慮から。檜の枡から徳利を取り出し、漏斗で日本酒に注ぐという昔ながらのやり方を貫き、その所作に思わず見とれる。

料理は日本酒に合う飲んべえ好みの和食がメイン。写真は、クセになる人が続出の名物「くさや」(650円)、「〆サバ」(600円)、たらこ(600円)、日本酒(1合500?600円)。古きよき酒場文化が残る店で、ほっこり懐かしい気分に浸って。