セッション開始とともに各マシンがコースインしていったものの、トップタイムを奪い合うような展開とはならず、淡々と走行が行われていった。ただ、残り時間8分というところで、平川亮(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)が4コーナーの立ち上がりでスピンを喫し、コース左側のウォールにクラッシュ。平川は自力でマシンから降りたものの、マシンはフロント部分にダメージを負っており、車両回収のために赤旗提示。そのまま走行終了時刻となり、セッションは終了となった。
タイムシートでは、序盤に1分34秒659までタイムを伸ばしていたロッテラーが首位に。2番手には、1分35秒台半ばのタイムを並べていたもののクラッシュを喫してしまった平川が入り、アンドレア・カルダレッリとジョアオ-パオロ・デ・オリベイラのLENOVO TEAM IMPUL勢が3~4番手に続いた。
予選上位勢では、3番グリッドの小林可夢偉(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)が6番手。可夢偉は1分35秒台後半から1分36秒台前半のタイムを記録しながら9周をこなしている。ポールポジションを獲得した石浦宏明(P.MU/cerumo・INGING)は、1分36秒台前半のタイムを並べて10番手に。前日は僅差でPPを逃した野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は、序盤は2分台のタイムで走行していたものの、最後は1分36秒台後半で走行を行い14番手でこのセッションを終えた。