ドイツで開催されている世界ラリー選手権(WRC)第9戦。22日に行われたDAY2は、SS9からSS17までの走行が行われ、セバスチャン・オジェ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)がリードを拡大。2番手のヤリ-マティ・ラトバラ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)に33.8秒差を付けて最終日に挑む。
この日もオジェとラトバラがSSトップを奪い合う展開となった。SS15まではオジェに食らいついていたラトバラだったが、45.61kmのロングステージとなるSS16で15.3秒差で終え、DAY2を終えた時点で33.8秒差を付けられてしまった。
ラトバラのSS15のタイムは悪くはなかったが、それをはるかに上回るオジェのタイムに対し「何も答えることができない」とラトバラは語った。
「完璧な一日だったね。SS16のパンゼルパラッテの違いがほとんどで、ラリーの鍵となったよ。正しいセットアップとタイヤマネジメントを持っていた。リズムにのれる場所がわからないので簡単ではなかったけどね」とオジェ。
アンドレアス・ミケルセンが3番手をキープしフォルクスワーゲン勢が1-2-3。ミケルセンを26.8秒差で追うダニ・ソルドが4番手。さらに9.5秒後方に昨年のドイツラウンド勝者のティエリー・ヌービルが付け、ヒュンダイ勢のふたりがミケルセンと表彰台の一角を最終日に争うことになる。
シトロエンDS3 WRCを駆り、ワールドラリーカーで初参戦となるステファン・ルフェーブルはこの日も安定したペースで走行し10番手に付けた。