病院は謝罪するとともに新しい人形を購入したいと申し出たが、スーザンさんの悲しみや嘆きはおさまらず、スーザンさんの姉であるジェーン・ダンさんが妹に代わって提訴を決意。看護師と病院に対する指導や監督が不十分であるとして、国営医療サービス事業である「国民保健サービス(National Health Service、以下NHS)」に損害賠償を求めたのであった。このほどその裁判が結審し、スーザンさん側が勝訴。NHSは1300万円弱の損害賠償を支払うよう命じられた。人形とはいえスーザンさんにとっては心の支えであり、その存在価値は何ものにも代えがたいものであったことが認められたという。