トレンド総研は20~60代男女500人を対象に、介護に関する意識調査を行った。「自分の親」が要介護状態になったとき「自分」が中心になって介護を行うと答えた人は、男性では50%と半数にとどまったが、女性では63%を占めたという。
また、「義理の親」が要介護状態になったとき、女性では「自分」が中心になって介護を行うと答えた人が40%を占め、「自分の配偶者」は20%だった。これに対し男性では、「自分」が中心になると答えた人がわずか6%、「自分の配偶者」が60%を占めた。
親の介護は実質的に「長男の嫁」の負担が大きそう
自分の親の介護を「自分」が行うと答えた人に、きょうだいの中での位置を尋ねたところ、「長子」が62%で最多。次いで「末子」(20%)、「一人っ子」(11%)、「中間子」(7%)と続いている。
自分の親の介護を自分がやらないと答えた人の中には、「それは長男・長女のところでやるから」と考える人が少なからずいるのだろう。もっとも長男といっても、配偶者に期待する人が多いことを考えると、実質的にその妻(長男の嫁)に負担がかかる可能性が高い。
この傾向は、結婚前から警戒されている。「交際中に恋人が家族の介護をしていたら、恋人との結婚をためらうと思いますか?」という質問に「そう思う」と答えた人は、男性では46%にすぎないが、女性では68%にのぼっている。「親の介護目当ての結婚」はお断りということだろう。
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