残り2戦となった2015年のベライゾン・インディカー・シリーズ。今週末のポコノレースウェイでのオーバル戦を前に、チャンピオンシップをリードするファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)は、現在の状況を「良い形だ」と考えている。
開幕戦を勝利し、インディ500も制したモントーヤは順調にポイントを重ねランキング1位をここまでキープしてきた。しかし、アイオワ戦で6ポイント、ミド・オハイオ戦で20ポイントしか獲得できず、グラハム・レイホール(RLLR)に9ポイントと詰め寄られている。残すポコノとソノマでの2戦でモントーヤは強さを見せシーズンを終えられると信じているようだ。
「僕たちは良い形になっているよ。昨年はポコノで勝利しているし、これからのレースはいい感じで臨めるはずだ。何が起こっているのか本当に分からないだろうけど、僕たちはいい感じだと考えているし、大丈夫になるはずさ。浮き沈みはあったが、今年は本当に上手くいっている。それがどうなるだろうね」とモントーヤ。
チャンピオンシップを争うライバルのレイホールは、「僕の仕事はポコノでファン(パブロ・モントーヤ)の近くにいることだよ。もしそれができたなら、ソノマではいい感じになるだろう。チャンピオンシップは僕たちの近くにあり、それを手に入れる力量を持ち、準備ができているんだ」と最終戦ソノマでの勝負を望んでいる。
34ポイント差にいるのはスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)。
「ソノマでは前に行きたいね。ここでのオーバーテイクのチャンスはわずかなんだ。ファン(パブロ・モントーヤ)には少しの不運かメカニカル問題があることを期待するが、今季はそれが多くない。以前のこのようなシチュエーションでは、僕たちは多くのレースを勝ってきたし、物事が多く変わることはないはずさ」とコメント。
ランキング4位、5位につけているのはモントーヤのチームメイトたちだ。58ポイント差のエリオ・カストロネベスは、「興奮しているよ。僕たちは違いを持つことができる。コース上で戦略やリスクをチャンスに変えてきたんだ。チャンピオンシップを勝つために積極的に挑むし、僕に失うものはないよ」と悲願のチャンピオン獲得を諦めていない。
59ポイント差のパワーは、「あなたがモントーヤのポジションにいたらプレッシャーを感じるかもしれない。それは、チャンピオンシップを勝つために何をすべきかわからないからね。僕は今とてもクリアな状態だよ。二つ勝てばいいだけさ。ファン(パブロ・モントーヤ)は、以前にチャンピオンシップを勝っているので、そう戦えばいいか知っているだろうね」と語っている。