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アジアで取引先急増 英国発の気鋭紳士靴「ディエゴ ヴァナシバラ」がドーバー銀座でインスタレーション開催

2015年08月20日 15:12  Fashionsnap.com

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英国のメンズシューズブランド「ディエゴ ヴァナシバラ(Diego Vanassibara)」が、ドーバー ストリート マーケット ギンザで取り扱いを開始した。国内では伊勢丹新宿店と「イデア バイ ソスウ(idea by SOSU)」に続く3店舗目。2015年春夏の「NEWGEN(ニュージェン)MEN SS15」や「Footwear Friends Annual Awards」などに選出されるなど英国での注目が高まるなか、「ヨーロッパよりもアジアでの取引先が増えている」というデザイナーのディエゴ・ヴァナシバラに話を聞いた。

「ディエゴ ヴァナシバラ」がドーバー銀座でインスタレーション開催の画像を拡大

 ブラジル出身のデザイナーディエゴ・ヴァナシバラはイギリス・ロンドンにある靴の名門校コードワイナーズ カレッジで靴づくりを学び、2013年にロンドンでブランドをスタート。靴づくりの前に学んでいたという建築の要素を取り入れ、構築的でありながらも自由でダイナミックなインスピレーションを伝統的な紳士靴に落とし込んでいる。
 自然からインスピレーションを得るという「ディエゴ ヴァナシバラ」の2015-16年秋冬コレクションのテーマは「TORNADO(竜巻)」。ストレートチップやウィングチップなど定番のメンズ靴に雷や雨に着想を得たディテールや、シグネチャーとして定評のある木製パーツを取り入れている。18日からは、ドーバー ストリート マーケット ギンザの6階に新設されたイベントスペースでは、ロンドン、パリを巡回した竜巻をイメージしたインスタレーションも展開されている。
 ディエゴ・ヴァナシバラは、アジアで取り扱い店舗が広がる背景について「世界中には沢山の靴がありふれてるので、ブランドならではの一癖ある靴をつくる必要があると考えています。ファッション感度の高いアジアの人たちにはそういったデザインを受け入れてもらいやすいのでは」と分析。靴デザイナーとしても尊敬しているという「ミハラヤスヒロ(MIHARAYASUHIRO)」とのコラボレーションも進行中で、ソールが2重になったこれまでにないデザインの靴を予定しているという。