アルバイト求人情報サービスの「an」が、ニートを救うためのプロジェクトを開始した。その名も「STAND UP NEET PROJECT」。コアメンバーとして募集するのはニートだ。
プロジェクトの目的は2つ。参加者が自身の持つ知識やスキルが社会でも輝くことを知ってもらい、働く喜びを感じてもらうこと。そして参加者の活躍を見ることで、他のニートにも前向きになってもらうことだ。
「机の上でそのまま眠れる枕」など商品化の可能性もアリ
応募条件は、現在就業していない人であれば性別や年齢は不問。他に、趣味の知識・スキルを世の中に披露したい意欲や、本プロジェクトサイトで「顔出しOK」なことなどが求められる。プロジェクトの期間は最大4日間(計32時間)で、報酬は3万円だ。
プロジェクトの仕事内容は「ニートのニートによるニートのためのプロダクト開発」。たとえば「机の上でそのまま眠れる枕」など、ニートならではの発想に基づいた商品開発をイメージしている。
アイデア出しから始め、商品化の可能性もある。加えてPR動画への撮影参加や、WEBやツイッターでの活動報告も行う。
チームリーダーには、元ニートの映像作家で「仕込みiPhone」の動画で国内外のメディアから注目を集めた森翔太氏が任命されている。参加者は森氏の体験談を聞くこともでき、今後の参考になりそうだ。
募集予定人数は5人程度。応募期間は2015年8月30日まで。anでは以前にも「自宅警備員」を募集するなどのキャンペーンを実施している。担当者によると、「今後も自宅警備員やニートの人たちを継続的に応援していきたい」とのことだ。
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