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ライコネンのフェラーリ残留が正式発表。「安定を重視」とチーム

2015年08月20日 07:10  AUTOSPORT web

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2015年イギリスGP キミ・ライコネン(フェラーリ)
フェラーリは、2016年に向けてキミ・ライコネンとの契約を更新し、来年もセバスチャン・ベッテルとライコネンのラインナップで戦うことを明らかにした。

 一時はライコネンの放出が濃厚とみられ、バルテリ・ボッタス、ニコ・ヒュルケンベルグ、ダニエル・リカルドなどが後任候補としてうわさされていた。

 しかしフェラーリは、今年36歳になるライコネンとの来季契約のオプションを行使することを決定、19日にこれを正式に発表した。

 チームプリンシパルのマウリツィオ・アリバベーネは、今回の発表に際して次のようにコメントしている。

「キミの契約を来シーズンに向けて延長したことで、より一層チームの安定を図ることができると確信している。それが我々の指針であったし、キミとセブの関係が非常に良好であることも考慮した」

「これは我々が彼を心から信頼していることの証である。この信頼が報われることを期待している」

 今季加入したベッテルはすでに2勝を挙げ、ハンガリーGP終了時点でランキング3位に位置しているが、ライコネンは予選で苦戦することが多く、表彰台は2位の一度きりで、ベッテルとは84点差の5位となっている。

 ライコネンの残留が決まったことで、後任候補筆頭と言われたボッタスはウイリアムズにとどまることになるとみられる。