フォース・インディアのテクニカルディレクター、アンドリュー・グリーンは、イギリスGPで導入したVJM08の“Bスペック”はまだ50パーセントの状態であり、予定しているアップデートをすべて施した完全版はシンガポールに登場する見込みであると明かした。
フォース・インディアは、シーズン中に大きなアップデートを入れる予定が遅れていたが、ようやくホームレースであるイギリスGPで“Bスペック”マシンを導入した。今後さらにアップデートを重ね、シンガポールGPで100パーセントの状態にすることを目指しているという。
「今、走らせているマシンはまだ開発の第一段階のもので、今後2、3戦においてさらにアップデートを導入していく」とグリーン。
「シンガポールでポテンシャルがはっきりする見込みだ。シンガポールでアップグレードすべてを導入することを目指している」
「今後はフロント&リヤウイング、フロア、ディフューザーなどをアップデートする。かなり広範囲にわたって新しいパーツを取り入れる」
「アップデートに関しては現段階で約50パーセントの状態だ。今後数戦で大変更を行っていく」
グリーンはBスペックカーによってこれまで悩まされていたバランスの問題が改善されてきたと述べている。
「すべての問題が解消されたわけではないが、大きな改善が見られる。あらゆる状況、あらゆるタイプのコーナーにおいて優れたマシンバランスを達成することを目指している。これまではバランスが非常に悪いマシンだったので、バランスをひとつにまとめるために努力している」