トップへ

幅わずか7.5mm、世界最小の3Dプリントのミニチュアドリル しかもちゃんと動く!

2015年08月19日 12:31  Techable

Techable

写真
手の届く技術となった3Dプリンター。日頃から愛用しているという人もいるかもしれない。
・世界最小サイズのミニドリル
そんな3Dプリンターを使って、超ミニサイズながらもちゃんと動く、世界最小の動力ドリルを制作した人物がいるという。ニュージーランドのエンジニア、Lance Abernethy氏である。
・3Dプリンター「Ultimaker 2」を使用
氏は「Onshape」という3DのCADソフトウェアを使って、フルサイズの本物のドリルを参考に、コンピューターのモデルを制作。

「Ultimaker 2」という3Dプリンターを使って、ミニドリルの本体ケースを境目でちょうど半分ずつに分けて出力を開始した。すべて出力するのに25分ほどかかったという。
・内部にはモーターや電池を搭載
その後は、内部の電子構造を構築する手順にかかる。本体内部に小型のモーター、電源ボタン、補聴器用電池を配置し、ヘッドフォンケーブルで固定した。この工程にはおよそ3時間を費やした。
・高さ17x幅7.5x長さ13mmというミニサイズ、穴もあけられる
完成したドリルは、高さ17x幅7.5x長さ13ミリメートルという超ミニサイズ。こんなにミニサイズなのに、やわらかい物体ならちゃんと穴をあけることが可能だという。しかもコードレス仕様になっているのでお手軽に利用できる。

公式ではないものの、まさに世界最小レベルのミニチュアドリル。広がる3Dプリントの可能性を感じさせてくれるユニークな試みである。

Lance Abernethy working drill