映画『独裁者と小さな孫』が、12月12日から東京・新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で公開される。
ジョージア、フランス、イギリス、ドイツの合作による同作は、ヨーロッパで亡命生活を続けるイラン出身のモフセン・マフマルバフ監督によるロードムービー。昨年開催された『第15回東京フィルメックス』で観客賞、『第50回シカゴ国際映画祭』で最優秀作品賞を受賞した。
物語の主人公は、政権維持のために多くの罪のない国民を処刑してきた老いた独裁者。クーデターによって国を追われた彼が、幼い孫と共に素性を隠しながら海を目指して繰り広げる逃亡劇が描かれる。キャストには、ミシャ・ゴミアシュヴィリ、ダチ・オルウェラシュヴィリが名を連ねている。