今年の夏も猛暑が続き、「夏バテ」に悩まされている人も多いのではないでしょうか。こう暑い日が続くと、なかなか疲れがとれませんし、食欲もなくなって、体調を崩しがちです。
さて、この「夏バテ」ですが、対策自体は難しくありません。
「夏バテ」の原因は、一般的に「脱水」「暴飲」「寝不足」の3つといわれています。でも、実は根本の原因は別にあったのです。
「夏バテの大きな原因は自律神経の乱れにあります」と断言するのは、順天堂大学医学部の小林弘幸教授です。自律神経は、アグレッシブなときに働く「交感神経」と、リラックスしているときに働く「副交感神経」があります。このふたつのバランスが崩れてしまうと、疲れやすくなったり、胃腸の調子がおかしくなるなどの症状を引き起こします。
だから、夏バテ解消にはまず「自律神経のバランスが整えること」を考えるべきなのです。
では、自律神経のバランスをよくするにはどうすればよいのでしょうか。
小林教授が勧めるのは「音楽を聞くこと」。長年、自律神経の研究をしてきた小林教授はその研究と医学的根拠に基づいて、自律神経を整える音楽を開発したのです。この音楽は、
『聞くだけで 自律神経が整うCDブック』(アスコム/刊)として、書店などで購入できます。
栄養のあるものを食べたり、水分を取ったり、普段より多めに眠ったりといったことに加えて、自律神経を整えることにも気を配れば、夏バテは怖くありません。元気に健康に、気持ちよく残暑を乗り切るために、これまでとは違う新しい視点を持ってみるといいかもしれません。
(新刊JP編集部)