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米国の人気オーガニック専門スーパーが、低価格を実現できる理由

2015年08月18日 19:01  Techable

Techable

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米国では、消費者のヘルシー志向の高まりにつれて、オーガニック市場が年々拡大傾向。

オーガニックトレード協会(OTA)の調査によると、米国のオーガニック市場は、2014年、391億米ドルに達し、前年比で11.3%増加している。
・高品質のオーガニック商品を割安でオンライン購入
「Thrive Market」は、「健康的な生活を、より簡単で、手ごろで、取り入れやすいものに」をミッションとする、オーガニック商品専門オンラインスーパーだ。

食品、日用品、ベビー用品、化粧品、サプリメントなど幅広いジャンルにわたって、品質の優れた商品のみを厳選し、2500を超えるアイテムを市価よりも25~50%安い価格で販売。

一般的なオンラインスーパーと同様、インターネットにさえつながれば、いつでも、どこからでも、商品の検索から注文、決済までを行え、購入した商品は、指定場所まで配送される。

米ロサンゼルスで2014年11月に開設されて以来、会員数は米国内で100万人を突破。

月次売上高は500万米ドル規模にのぼる。
・低価格を実現するための秘策は?
Thrive Marketは、年会費形式の会員制となっているのが特徴。

59.95米ドルの年会費を支払った会員のみ、このオンラインスーパーを利用できる仕組みだ。

実店舗を持たないオンラインショップ方式を採用することで、事業コストを抑制するのみならず、会員から得られる年会費を収益源とすることで、商品の低価格化を実現している。
・コストコのオーガニック専門オンラインスーパー版
会員からの年会費を収益源としている代表的な事例としては、会員制倉庫型卸売小売チェーンのコストコ(Costco)が広く知られている。

Thrive Marketは、いわば、“コストコのオーガニック専門オンラインスーパー版“ともいえるだろう。

Thrive Market