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ニッセンHDが120名の人員削減へ 大型家具事業から撤退

2015年08月17日 17:42  Fashionsnap.com

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 ニッセンホールディングスが8月17日、120名の希望退職者を募ることを発表した。早期黒字化に向けた経営合理化策の一環として、2016年2月を目処にニッセンブランドの大型家具事業から撤退するため。また、海外検品所の整理等も実施する。

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 ニッセンホールディングスは2014年12月20日時点で4,225名(連結)を従業員として雇用しているが、今回の希望退職者募集により、株式会社ニッセンホールディングスと株式会社ニッセンから10月31日付けで120名の人員を削減する方針。このほか従業員に対し、グループ内の配置転換も行う。
 ニッセンブランドの大型家具事業は、配送対応の変更や人材不足・原油高による配送原価高騰等の経営環境変化を背景にした大幅な配送コスト増加等の理由により、事業損益構造が年々悪化。同事業の売上は全体の1割未満で、2014年12月期の連結実績では12億円の営業損失を計上していた。なお物流配送インフラを担う三重大型商品配送センターは売却を予定している。