スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは17日、8月29日~30日に鈴鹿サーキットで開催されるインターナショナル鈴鹿1000kmのエントリーリストを発表した。両クラスで43台がエントリーしており、そのうち18台が第3ドライバーを登録している。
伝統ある真夏の耐久レース、鈴鹿1000kmは2006年からスーパーGTの一戦として開催。通常の300kmのレースの3倍以上にあたるレース距離により、毎年さまざまなドラマが起きるレースで、年々ハイスピード化が進行している。また、第2戦富士同様第3ドライバー登録が可能となっている。
15台がエントリーするGT500クラスは、ここ数年レギュラードライバーふたりで1000kmを走るのがトレンドとなっていたが、既に発表されている通り、DENSO KOBELCO SARD RC Fは第3ドライバーとして元F1ドライバーのクリスチャン・クリエンを起用した。
またGT300クラスには28台がエントリーしており、第3ドライバーを登録しているのは17台。すでにシーズン当初から合同テストに参加しているドライバーも多いが、今回の発表で判明したドライバーもいる。今シーズンの全日本F3選手権で、参戦初年度ながら現在シリーズランキングトップに位置するニック・キャシディがUPGARAGE BANDOH 86からエントリーしているほか、同じく全日本F3を戦う福住仁嶺もARTA CR-Z GTのドライバーとして名を連ねた。
また、ニッサンGTアカデミー出身のウォルフガング・ライプが今年もB-MAX NDDP GT-Rのドライバーに起用されており、VLNニュルブルクリンク耐久シリーズに参戦中のドミニク・ファーンバッハーはSYNTIUM LMcorsa RC F GT3の第3ドライバーを務める。
この鈴鹿は通常レースよりもポイントが多く与えられることから、シリーズ終盤戦を占う上でも重要なレースと言える。多くのマシンがかなりウエイトハンデを積んでおり、ウエイトが軽いチームにとっては上位フィニッシュ、大量ポイント獲得のチャンス。今年はいったいどんなレースが展開されるのか、非常に注目が集まるところだ。