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フリマアプリで広がるヤマト運輸との提携 ネコポスに独自の補償サービス適用も

2015年08月17日 15:02  Fashionsnap.com

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サービス開始時の取引フロー概念図 Image by: Fablic
ファッションに特化した国内最大級のフリマアプリ「フリル(FRIL)」を運営するFablicが、ヤマト運輸と提携し、アプリ内で「ネコポス」による配送サービスを9月上旬から導入する。出品者による送り状作成の手間を省略するほか、配送料金を全国で一律化。フリマアプリなどの個人間取引が拡大する中、「メルカリ」もネコポスを使ったサービスを提供しているが、Fablicでは独自の補償サービスを適用し個人間取引をトータルでサポートするという。

フリマアプリで広がる「ネコポス」導入の画像を拡大

 先月から男性にもサービスを開放した「FRIL」では月間物流総額が5億円以上、タウンロード数は380万を突破しており、ユーザーの配送手配の利便性を高めるため、ヤマト運輸と提携。通常の「ネコポス」は法人・個人事業者向けのサービスだが、同アプリの取引では誰でも利用できるようにする。
 出品者は購入成立後、ヤマト運輸直営店の店頭端末「ネコピット」でQRコードを読み取り、印字された送り状で発送。商品が購入者に届き、両者が相互評価を行った後、商品代金から手数料と送料を差し引いた額が出品者に入金される。配送料金はFablicが一部を負担するため、全国で一律化。"商品が届かない"などのトラブルが発生した場合に備え、独自のサービス「フリルあんしん補償」に基づき、Fablicが出品者と購入者に商品代金等を補償する。
 今後は順次、発送窓口を拡大し、コンビニエンスストアなどで送り状発行と発送の受け付けに対応していく予定。配達状況をアプリ上にプッシュ通知する機能や、住所などの個人情報を開示しなくても荷物を送ることができる匿名配送サービスなどを提供していく。