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WRCプロモーター、2016年の中国ラウンド復活へ向け8月中に査察を実施

2015年08月13日 13:30  AUTOSPORT web

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1999年に行われたラリー・チャイナ。このイベントでは、トヨタ・カローラWRCをドライブしたディディエ・オリオールが優勝した。
世界ラリー選手権(WRC)のプロモーターは、2016年のカレンダーに中国ラウンドを復活させるべく、8月中に中国国内ラリーの査察を行うことを明らかにした。

 中国では1999年以来WRCは開催されていないが、国際自動車連盟(FIA)とWRCのプロモーターは、2016年のカレンダーにラリー・チャイナを復活させることを望んでいる。この復帰へ向けたプロセスの一環として、8月中に行われる中国国内のラリー選手権で査察が行われることとなった。

 WRCプロモーターのオリビエ・チエスラは「我々が求めるクオリティに達しているか確認するために、中国国内で行われるイベントを視察する」と語った。

「WRCを開催するために必要となる最低限基準は満たすだろうし、それ以上のものを見ることもできると思っているよ」

 チエスラは具体的にどのラウンドで査察を行うかは明らかにしなかった。

「時間に余裕があるから楽観的に構えている。9月に開かれる世界モータースポーツ評議会(WMSC)までに査察を行えば問題ないからね。WMSC前に北京で行われるラリーを訪問することは確かだ」

 FIAでWRCのマネージャーを担当しているミシェル・モートンは、「どうなるかはすぐに分かるでしょう。我々は9月中に来季の開催日程を知る必要がありますからね」とコメントしている。

 次回のWMSCは9月30日にパリで開催される。