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貯金がないと転機を逃して幸せになれない!?

2015年08月13日 00:02  オズモール

オズモール

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「貯金ができないけど仕方ない」とか「お金が貯まらないけれど、なんとかなるだろう」など、貯金に関する不安&モヤモヤを感じているのに、目をそむけていない? 確かに、独身の女性の3人にひとりが、所得から家賃をひいた額が8万5000円以下だと“貧困女性”と言われているこのご時世、貯金をすること自体が難しいのかも。

「それでも少しずつでもいいので、貯金を増やしていくことは将来のために必要不可欠。まずは自分の未来を思い描いて、お金との向き合い方を考え直してみましょう」そうアドバイスをくれたのは、ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さん。

貯金をしていないと起こる、3つのデメリットを教えてもらった。

1 キャリアアップにつながらない
自分のキャリアアップのためにスクールに通いたいと思っても、お金の問題で、踏みとどまってしまうことも。キャリアアップは、給料が増えたり、チャンスが広がる絶好の機会なのに、それを逃してしまう可能性が。

2 結婚に暗い影を落とすことも
付き合っている彼がいる場合は、結婚資金がなく、結婚が先延ばしになったり、結婚できても、結婚式が挙げられない、新居が買えない、子供をあきらめることも…。結婚資金はそれぞれに150万円あると安心、子供はひとりが成人するまでに3000万円必要といわれる。

また、シングルは、お金に対する不安から、相手を年収などのスペックのみで選びがち。相手と相性がよければ問題ないけれど、中身をきちんと見ていなかったせいで、幸せになれないということも。

3 老後が不安になる
一般的に人が働ける年数は、22歳~60歳までの38年間。寿命を平均の86歳とすると、引退後26年は無収入となってしまうけれど、年金や家賃をのぞき、ひとりあたり老後26年分に必要な資金は、2000万円とか。そのため、今のうちからコツコツと貯金をしておくのが大切といえる。

「転職期間の生活費、結婚資金ぐらいなら、なんとかなりそうだけど、老後の2000万となると、『ハードルが高すぎて私には無理』なんて思う人もいるはず。でもあきらめないで少しずつでも貯金をしていきましょう。加入している個人年金保険や会社の退職金など、既に準備できているものを整理してみるのもいいですね。貯金額の目標も現実的になります」(同)

貯金はあるほうが絶対に有利! 自分の未来が明るくなることを想像しながら、少しずつでも貯めていこう。


風呂内亜矢
ファイナンシャルプランナー。IT企業に勤めていた26歳のとき、貯金80万円で自宅用としてマンションを衝動買いしたものの、物件価格以外にも費用がかかることを知り、あわててお金の勉強と貯金を始める。現在は自宅を含め夫婦で4つの物件を保有し、賃料収入を得ている。一方、当初のマンション購入をきっかけにマンションの販売会社に転職。自身がマンションを購入したときの体験を交えた営業が顧客の共感を集め、年間売上1位の実績を上げる。2013年、ファイナンシャルプランナーとして独立。現在はテレビ、ラジオ、雑誌、新聞などで「お金に関する情報」を精力的に発信している。