柳広司の小説『ジョーカー・ゲーム』シリーズがテレビアニメ化されることがわかった。
『ジョーカー・ゲーム』は、2009年に『第30回吉川英治文学新人賞』や『第62回日本推理作家協会賞』を受賞した作品。第2次世界大戦前の1937年の秋に、「魔王」の異名を持つ帝国陸軍の結城中佐によって設立されたスパイ養成機関「D機関」の諜報員たちが、東京、上海、ロンドンなどを舞台に暗躍する様子を描いたミステリーだ。これまでに、入江悠監督による実写映画版や霜月かよ子によるコミカライズ版も制作されている。
アニメ版の監督を務めるのは『攻殻機動隊 新劇場版』『劇場版 戦国BASARA -The Last Party-』を手掛けた野村和也。キャラクター原案は『ウルトラジャンプ』で『DOGS / BULLETS & CARNAGE』を連載している漫画家、イラストレーターの三輪士郎、アニメーション制作はProduction I.Gが担当する。オフィシャルサイトでは、原作者の柳によるコメントが公開中。放送局や放送時期などの詳細は、現時点では明らかになっていない。