2017年から世界ラリー選手権(WRC)に復帰する『TOYOTA GAZOO Racing』のチーム代表であるトミ・マキネンは、トヨタがWRCで使用するマシンはフィンランド・プッポラにあるトミ・マキネン・レーシングで製作されることになると英AUTOSPORT.comに語っている。
マキネンは、TOYOTA GAZOO Racingの活動拠点がどこに設けられるのかは明らかにしなかったものの、フィンランド・ユバスキュラ近郊の空軍基地に新設された施設が利用されるものとみられている。
英AUTOSPORT.comに対し、マキネンは「チームとともに参戦に向けた活動を行なっているが、以前と状況に大きな変化はない」とコメントしている。
「私たちは懸命に作業を行なっているが、新しく報告できるようなことはないんだ。どこに拠点を置くか決まっていないけれど、作業は進めなければならない。そのため、今のところはプッポラの施設で活動しているんだ」
WRC復帰へ向け、トヨタは新たに、スバルでマキネンとともに働いていたマイケル・ゾトスやMスポーツでエンジニアを担当していたトム・ファウラーを迎えたとみられているほか、ミッコ・ヒルボネンとコドライバーのヤルモ・レーティネンの招集も検討しているようだ。
「トミ(・マキネン)とともに、WRCプロジェクトに携わることに興味はある」とヒルボネン
「プロジェクトは動き出したばかりだから、成長の過程を見ていこう。僕が住んでいる所は、トミのワークショップから3キロくらいしか離れていないんだ。だから、プロジェクトが進んでテストが必要な状況になれば、僕はすぐに駆けつけることができるよ」