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メゾン「ポール ポワレ」が復活へ 韓国の新世界インターナショナルが商標権を獲得

2015年08月11日 12:11  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

 韓国の新世界グループのファッション事業を担う「新世界インターナショナル」が、1930年から活動休止しているメゾン「ポール ポワレ(Paul Poiret)」の商標権を獲得したことがわかった。商標権は去年の秋から売りに出されていた。

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 「ポール ポワレ」は、ファッションの近代化の創立者と呼ばれるクチュリエのポール・ポワレによって1903年に設立された歴史あるメゾン。ポワレは、それまで女性の必須アイテムだったコルセットによる窮屈なスタイルを開放し、ゆったりとしたシルエットの服をデザインしたり、当時初となるメゾンによるフレグランス事業に着手したことでも有名。 商標権を獲得した新世界インターナショナルは、韓国国内において「ジバンシィ(GIVENCHY)」や「セリーヌ(CÉLINE)」「マルニ(MARNI)」など数多くのラグジュアリーブランドの流通分野を担っており、今回初めてファッションハウスの再建事業を手がけることとなる。金額などの公開されていないが、今回の買収には商標権の他にブランドのアーカイヴコレクションも含まれている。同社は今後パリを拠点に再建事業を進めていくという。