スーパーGT第4戦は9日、富士スピードウェイで30分間のフリー走行が行われ、GT300クラスは予選で4番手につけたStudie BMW Z4がトップタイムを記録した。
予選が行われた土曜日から変わって、青空が広がる天候となった富士スピードウェイ。気温27度、路面温度38度、湿度53%というコンディションのなか、30分間のフリー走行はスタートした。
セッション開始と同時に、各車一斉にコースイン。途中、高木真一がドライブするポールシッターのARTA CR-Z GTがメインストレートでスロー走行する場面や、新田守男のJMS LMcorsa Z4がプリウスコーナーでスピンする場面があったものの、2台ともすぐにペースを取り戻している。
セッション開始15分後のトップタイムは、荒聖治がステアリングを握るStudie BMW Z4が記録した1分40秒238。2番手に井口卓人がドライブするSUBARU BRZ R&D SPORT、3番手に嵯峨宏紀がドライブしたTOYOTA PRIUS apr GTが続く形となった。また13番手につけた高星明誠のB-MAX NDDP GT-Rまでが1分40秒台のタイムを記録している。
その後もスピンやコースアウトするマシンはあったものの、セッションは一度も中断されることなく進んだ。結局、セッション序盤にトップ3が記録したタイムを上回るマシンは現れず、Studie BMW Z4がトップタイム。2番手にSUBARU BRZ、3番手にTOYOTA PRIUSが続く形でセッションは終了した。しかし、多くのマシンが1分40秒台で周回。トップから20番手のマネパ ランボルギーニGT3までが1秒以内のギャップに収まっている。
また、ここまでウエイトが重いことなどから苦戦が続いているGT-R勢がペースをあげ、ランキングトップのGAINER TANAX GT-Rがトップから0.3秒差の5番手、前戦タイで勝利したB-MAX NDDP GT-Rが0.5秒差の13番手につけるなど、復調の兆しをみせている。ポールシッターのARTA CR-Z GTは1分40秒819で15番手だった。
予選日と天候が変わり、フリー走行中も気温が上昇。セッション開始11分後には、気温32度、路面温度39度となっており、15時スタートの決勝レースは、さらに過酷なコンディション予想される。